こんにちは!青じそです!
こんなこと聞いたことありませんか?

国語の点数を伸ばすなら本・新聞を読みなさい
実際のところ国語の点数と読書に関係はあるのか解説します!
青じそ
夏の模試ではE判定でしたが、現役で京大に合格し京大農学部→京大大学院に通っています。
勉強法や使っていた問題集・参考書を紹介しています!
国語の点数に読書は効果がある?

実際のところ、国語の点数に読書は効果があるのでしょうか?
僕の意見は
読書は必ずしも点数に直結しない
です。
もちろん読書をすることで土台となる国語力は鍛えられますが、期限のある受験期では読書よりも問題集や過去問を解いた方が効率よく点数が伸ばせます。

点数目当てではなく、趣味としての読書はオススメですし、僕も好きです!
実際に僕は高校時代あまり本を読んでいませんでしたが、センター国語で171点(平均104.8点)、京大国語で59点(100点満点)と国語ではいい点が取れました。
反対に僕の弟はよく本を読んでいましたが、国語は苦手科目でした。
読書だけで点数が伸びない理由

読書だけで点数が伸びない理由はこちらです。
- 試験によって求められる国語力が異なる
- 試験では「評論」と「小説」がある
- アウトプットの能力が必要
- 解答は感想文ではない
試験によって求められる国語力が異なる
国語は試験によって求められる能力が異なります。
例えば共通テストなら長い文章を素早く読み、選択肢を見て間違っているものを探す。
京大国語なら短い文章をじっくり読み、解答として適切な部分を書き出す。
このように試験によってどんな能力が必要かが異なり、共通テストが得意でも京大国語は苦手ということも起こります。
しかし読書をしている人で「この本は共通テスト対策として速読しよう」とか「こっちは京大国語のためにじっくり読もう」などと使い分けている人はいないと思います。
そのため読書だけではさまざまな様式の国語の試験には対応しきれないのです。

普段本を読みまくっている人でも問題集・過去問を解くことは必須です!
試験では「評論」と「小説」がある
共通テストでも二次試験でも国語には「評論」「小説」の2種類があります(「随筆」もあるが、評論・小説のセットが多い)
中高生の読書好きの人が読んでいるのは小説が多いです。

小説いっぱい読んでるし、勉強しなくても大丈夫でしょ

その考え方はちょっと危険!
評論と小説は特徴が異なります!
評論 | 小説 | |
---|---|---|
特徴 | 筆者の考え方が重要 堅いテーマが多い | 登場人物の心情が重要 比喩表現が多い |
そのため普段小説ばかり読んでいる人の中には「評論は難しくて苦手」と感じている人もいるかもしれません。

新聞は評論に近いから、新聞と小説をバランスよく読めたらいいね!
アウトプットの能力が必要
みなさんはいつもどのように読書をしていますか?

ふむふむ、なるほどね。そういうことか。
このように本の内容を受け身で読んでいるだけだと試験で点数が取れないかもしれません。
試験では問題に対する解答を書いて初めて点数が取れます。
筆者の言いたいことを文章を使いながら自分の言葉で言語化していく能力が必要です。
共通テストも選択式ですが、自分の言葉で答えられるようになると正答率も上がります。
読書を受け身でしている人よりも問題集などでアウトプットの練習をしている人の方が点数は取れます。
試験は感想文ではない
これまでに読書感想文は毎年書いていたと思います。
しかし入試の国語では感想文は禁止です!

じゃあ何のために感想文書いてきたんだー!!

僕もわからない(笑)。本を読む習慣つけるとか・・・?
入試の国語では人によって答えが異なる問題は作られません。
理論的にはどの問題も誰でも文章を読めば解答が導き出せるようになっています。
もし「自分だったらこう考えるな」と考え、答えを書いている人は注意してください。
読書で点数を伸ばすコツ

しかし読書をすることで点数を伸ばすこともできます。
ここでは読書で点数を伸ばすコツを紹介します。
- 本を読んだら要約をする
- 問題集を解く時間を別に取る
本を読んだら要約をする
一つの章、一冊を読んだら要約をしましょう!
要約はどの試験でもよく出てくる問題です。
要約は本の内容を短くまとめるもので内容を理解していないとできないことです。

このとき自分の感想とは区別して書きましょう!
初めはどこが大事なのかわからず、長くなってしまうかもしれませんが、だんだん短くまとめられるようになります!
問題集を解く時間を別に取る
ここまで読書を否定してきましたが、個人的に読書は語彙力を伸ばす、他人の考え方を知る、リラックスできるなどで素晴らしいことだと思います。
ただ国語の点数を伸ばすという点では遠回りする可能性があります。
もし読書が趣味でこれからも続けたいという人は問題集を解く時間もしっかり取りましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
読書はとてもいいことですが、国語の点数を伸ばすためにはちょっとした工夫が必要です!
国語の勉強法についてはこちらの記事をご覧ください!
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