こんにちは!青じそです!

京大農学部を受験しようとは決めたものの学科をどこにすればいいかわからない
そんな人も多いと思います。
僕も実際入る前と入った後ではかなり印象が変わったし、将来のことも考えると学科選びはとても重要だと思いました。
そのため今回は実際に京大農学部に在籍している僕が各学科について説明したいと思います!!
青じそ
夏の模試ではE判定でしたが、現役で京大に合格し京大農学部に通っています。
勉強法や使っていた問題集・参考書を紹介しています!
学科の特徴
それでは各学科の特徴を見ていきましょう!
(ちょっと偏見込みかもしれません笑)
資源生物科学科
まずは「資源生物科学科」です!
資源生物科学科(以下「資源」)の特徴は
- 農学部の学科の中で最も人数が多い
- 一番農学部っぽい
- 実習の種類が多い
- 幅広い分野が学べる(基本的に生物)
まず1つめ「農学部の学科の中で最も人数が多い」ですが、資源は学科の人数が約100人と農学部の中では最も多くなっています。
そのため学科内のみんなと仲が良いというよりかは仲の良い友達数人と学生生活を過ごすことが多いです。
しかし3回生で「植物生産科学コース」「応用動物科学コース」「海洋生物科学コース」「生物先端科学コース」の4つに分かれてからは実験もあるのでコース内で仲良くなります。
年によって異なりますが、だいたい一番人気なのは海洋です。
2つ目の「一番農学部っぽい」ですが、進むコースによって実験をしたり、実習に行ったり、また植物、動物、海洋など農学部のイメージ通りの研究を行っています。
「実習の種類が多い」「幅広い分野が学べる」ですが、上述の通り、4つのコースに分かれ研究を行っていくことになります。
また2回生になると多くの実習があり、座学だけではなくなってきます。
特にやりたいことがないという人でもやりたいことが見つけやすい学科と言ってもいいかもしれません。
学科の雰囲気としてはあまりこれといった印象がないというのが正直なところです。
というのもなにせ人数が多いのでウェイの人もいれば、静かな人もいます。
ただよほどの変わり者でなければ自分の波長にあった人に出会えると思います。

おそらく多くの人は第3希望までには入れてる気がする(個人の感想)

応用生命科学科
続いて「応用生命科学科」です!
応用生命科学科(以下「応生」)の特徴は
- ミクロな研究が多い
- 意外と化学も必要
- 学生実験が忙しい
まず「ミクロな研究が多い」ですが、応生も資源と同様に生物が研究の中心になってきますが、資源と異なるのは応生はミクロな研究が多いということです。
研究も細胞や分子レベルのモノが中心となり、簡単に言えば顕微鏡を使って研究するっていうイメージです。
「意外と化学も必要」ですが、やはり分子レベルの話になってくると有機化学や物理化学の知識が必要となってくるようです。
「学生実験が忙しい」ですが、3回生になると午後は毎日実験という日々になります。
どこの学科も3回生になると実験実習が多くなってきますが、その中でも応生は一番実験が忙しいです。
ただ就職では苦労しないです。
これは偏見ですが、応生は女子も男子もウェイの人が多いイメージです。
ただ人数は少ないので学科内の仲は良いです。

地域環境工学科
続いて「地域環境工学科」です!
地域環境工学科(以下「地環」)の特徴は
- かなり工学部より
- 物理や数学が中心
- 化学系の研究室は1つ
まず「かなり工学部より」についてですが、これは本当にその通りで、実質農学部と名の付いた工学部と言っていいでしょう。
2つ目の「物理や数学が中心」についてですが、やはり工学部に似た研究内容なので学習内容は物理や数学が中心になっています。
そのため高校時代に生物選択だった人は少し勉強が大変かもしれません。

ただ毎年生物選択の人もいるから多分大丈夫だ!
3つ目の「化学系の研究室は1つ」についてですが、地環の中にも化学系の研究室はあります。
そのため物理をやりたくないという人が地環に行っても大丈夫なようにはなっているようです。
学科の雰囲気としては年によって違いますが男子の割合が多いため、元気で活発な印象です。

食料・環境経済学科
続いて「食料・環境経済学科」です!
食料・環境経済学科(以下「食環」)の特徴は
- 勉強内容は経済
- 大学院進学率は低め
- 実験は行わない
まず「勉強内容は経済」についてですが、やはり名前に「経済」と名の付くだけあって、経済を勉強します。
食環の人が経済学部の授業を聞きに行ったり、逆に経済学部の人が食環の授業を聞きに来ることもあります。
2つ目の「大学院進学率は低め」についてですが、経済学というかなり文系寄りの分野を学習するので卒業後は就職する人の方が多いです。
就職先としては公務員、金融・保険、メーカーなど農学系にとらわれず幅広い職種に就職しています。

理系の学科では珍しいね!
3つ目の「実験は行わない」についてですが、食環はフィールドワークを中心に行うので実験はほぼ行いません。
地方の農場などで地元の人に話を聞きに行くこともあります。
他の学科では3回生になると実験が多くなりますが、食環は座学が中心です。
学科の雰囲気としては落ち着いている人が多い感じです。
また食環も人数が少ないため学科内の仲は良いです。

森林科学科
続いて「森林科学科」です!
森林科学科(以下「森林」)の特徴は
- 資源と似ている
- 幅広い分野を勉強できる
まず「資源と似ている」についてですが、森林は資源の研究内容の森林特化バージョンだと思ってください。
森林科学科の研究範囲は森林内に生息する植物、樹木、生物です。
転学科(入学後に学科を変更すること)も森林と資源の間では多いです。
2つ目の「幅広い分野を勉強できる」についてですが、森林では大きくフィールド系とマテリアル系に分かれています。
フィールド系では森林の保全などの生態系研究や山地災害の防止などを研究しています。
マテリアル系ではバイオマス利用や木材の加工や利用の研究をしています。
またフィールド系では文系に近い研究をしているところもあります。

森林だけじゃなく、木材についてもやるんだ~
学科の雰囲気としては食環と同様、女子も男子も落ち着いている人が多いように感じます。

食品生物科学科
最後は「食品生物科学科」です!
食品生物科学科(以下「食品」)の特徴は
- 女子が多い
- 食に関わる実験を行う
- 物理の勉強もする
まず「女子が多い」についてですが、京大理系では珍しく食品は毎年女子の方が多いです。
他の学科でも女子もいますが、男子より女子が多いのは食品だけです。
2つ目の「食に関わる実験を行う」についてですが、食品と名の付くだけあって、実験は食に関することを行います。
「当たり前でしょ笑」と思う人もいると思いますが、実験でマヨネーズを作ったり、野菜ジュースを使った実験など話を聞くだけでおもしろそうだなと感じます(笑)。
3つ目の「物理の勉強もする」についてです。
やはり化学や生物が中心ですが、物理も勉強します。
ただ生物選択だった人も多いので生物選択だったからといって不安に感じる必要はありません。

これは初めて聞いたときビックリした!
学科の雰囲気としては女子も多いのでキラキラしているイメージがあります。

学科の選び方
学科の選び方としてはやはり「自分のやりたいことを優先する」これに限ると思います。
ただ高校生の内にやりたいことがはっきりと決まっている人は多くないと思います。
そんな人は上で紹介した学科の雰囲気であったり、知り合いに京大生がいたら実際に聞いてみてください。
また京大農学部のホームページにはもっと詳しい研究内容や教授の紹介などが掲載されているので下記のURLから見てみてください。
転学部・転学科
事前に学部学科のことを調べたからといって全てのことをわかるわけではありません。
入ってから思っていたものとは違った、もしくは違うことを勉強したくなったということもあるかもしれません。

ほとんどの人は入る前と後でギャップがあると思う!
そこで重要になってくるのが転学部・転学科です。
転学部は学部を変更する、転学科は同学部内で学科を変更することを指します。
転学部や転学科は学部によって基準が異なります。
ただし基本的には入試の点数、入学後の授業の成績が重要になってきます。
入試時の点数がその学科の最低点に届いていない場合は転学科が厳しくなってくるので、転学科も含めて学部・学科選びをする人は入試でできるだけ点数を稼げるようにしてください。
希望の学科に入れなくても授業を受けていたり、友達ができるとその学科の勉強も楽しくなり転学科する気がなくなったという人も多いです。

入っちゃったらなんだかんだ居心地よくてめんどくさくなっちゃうよね(笑)
おわりに
いかがだったでしょうか?
ちょっと偏見込みなので、間違っている部分もあるかもしれません。
ただみなさんの学科選びの役に立ったら嬉しいです!
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