京大生が教える!京大化学の傾向と対策・勉強法

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勉強方法

こんにちは!青じそです!

今回は京大化学の傾向とそれの対策・勉強法について紹介しようと思います!

筆者のプロフィール

青じそ

夏の模試ではE判定でしたが、現役で京大に合格し京大農学部に通っています。

勉強法や使っていた問題集・参考書を紹介しています!

京大化学の構成

京大化学は大問4つで構成されています。

大問1,2は理論化学と無機化学、大問3,4は有機化学の問題です。

無機化学の量は多くなく、基本的には理論化学と有機化学が主となっています。

京大化学は毎年難しく全ての大学の中でもトップレベルの難易度です。

著作権の問題で京大の問題をここに載せることはできませんが、1,2年前の問題は京大のホームページから見ることができるので気になる人は下記から見てください。

一般選抜の試験問題等 | 京都大学 (kyoto-u.ac.jp)

京大化学の傾向・特徴

京大化学の傾向

理論化学

京大化学は難しいと言いますが、理論化学は特に難しいです。

基本的に高校の教科書の範囲を超えて出題されることは少ないですが、誘導付きで習ったことのない問題も出る可能性があるので暗記だけでなく、本質をしっかり理解する必要があります。

理論化学の範囲でよく出題されるのは化学平衡(平衡定数)です。

化学平衡の中でも気体や水溶液の反応、緩衝液、溶解度積の問題がよく出題されています。

また他によく出題される分野は電池や電気分解です。

また結晶構造の問題も多く、計算力が必要とされる場合が多いので手を動かして早く正確に計算できるようにしましょう。

無機化学

無機化学はそれほど難しい問題は出ません。

また出題されたとしても理論化学との複合問題が多く、大問1つ全てが無機化学と言うことはありません。

しかし無機化学で点数が取れないと他の受験生と差をつけられてしまうので、基本的な部分はしっかりと勉強しておく必要があります。

勉強する内容としては教科書と共通テストの問題をしっかり解けるようになっておけば十分です。

有機化学

有機化学は大問3,4で出題され配点も半分と高いです。

構造決定の問題が多く出題されていますが、有機化学の分野は満遍なく出題されているのでどの分野も偏りなく勉強することが大切です。

また高分子化合物では糖類、アミノ酸、タンパク質が多く出題されています

京大化学の特徴

問題が難しい

当たり前と言えば当たり前ですが、京大化学は難しいです。

ただ全ての問題が難しいという訳ではなく、大問のはじめの方の問題や有機化学の構造決定の問題など比較的易しい問題で確実に点数を取っていくことが大切です。

また計算問題も多いので計算間違いがないように計算力も向上させていってください。

問題が長い

京大化学は難しいだけでなく、問題が長いです。

大問一つで問8までいくときもあれば、大問の中で(a),(b),(c)のように小問に分かれており、問題の設定がそれぞれ変わるときがあります。

どちらがいいかはその時々ですが、小問に分かれているときは小問ごとの問題数は少なく、難易度も低めのことが多いです。

京大化学の対策・勉強法

問題集

化学の勉強で使用していた問題集は以前に紹介したので気になる方はこちらからお願いします!

理解と暗記をバランスよく

化学の問題を解くためには現象を理解することと反応式や特徴を暗記することが大切です。

どちらかに偏ってしまうと問題は解けません。

暗記に頼った勉強ではなく、普段の勉強から「なぜこうなるのか」という因果関係を意識して勉強しましょう。

無機化学はほどほどに

無機化学は覚えれば点数になりますが、京大ではそこまでマニアックな知識問題は出ません。

また無機化学はあったとしても配点は少ないので、無機化学の暗記に時間を使うなら理論化学や有機化学を勉強した方が点数になる可能性が高いです。

共通テストレベルの暗記をしたら京大の無機化学は十分です。

基本をしっかりとやる

京大化学は難しいですが、全ての問題が難しいわけではありません。

また難しい問題でも基本が当たり前にできていないと絶対に解けません。

有機化学は配点も高く、やればやった分だけ点数になるので有機化学は徹底的に勉強してください。

過去問を解く際は時間を計る

化学は問題が難しく、また問題数が多いため時間がかかりやすいです。

京大の理科は2科目で3時間なので化学は1時間半で解くように習慣づけましょう

もう一方の科目が得意だから化学には多く時間が取れる、またはもう一方の科目には時間をかけたいという際は臨機応変に化学にあてる時間を変えましょう。

問題文に線を引く

京大化学の問題文は長いです。

ただ問題文全てが重要なわけではなく、問題の導入部分など解答には直接関わらないところもあります。

まずは全文読むことが必要ですが、問題を解き問題文に戻ってきたときに再度全文読むのは時間がもったいないので、はじめに読んだときに重要な部分は線を引いておき、2回目読むときは線を引いたところを中心に読むと時間の節約になります

おわりに

いかがだったでしょうか?

京大化学は難しいですが、しっかりと勉強すれば5割は確実に取れます。

また物理でも傾向と対策・勉強法について紹介しているので是非ご覧ください!

現役京大生が解説!京大物理の傾向と対策・勉強法 – 青じそブログ (aojisoblog.com)

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